導入事例

リープヘル


背景・課題

2009年リープヘルグループでは、世界中に分散している4.3万人もの社員に対して行う技術研修が、徐々に重要性を増しているという課題に直面していました。加えて、資格認定や学習の成果について簡単に詳細を確認できる必要がありました。リープヘル・マイニング(鉱業部門)は世界中のさまざまな地域、ヨーロッパ、南米、オーストラリアやアフリカなどにまたがって教育を提供する難しさに頭を抱えていました。しかしリープヘル・マイニングはこの事態をむしろ好機と捉え、課題を避けて通るのではなく、新しいラーニングマネジメントシステム(LMS)を導入するチャンスと考えました。

導入による成果

  • 以前は研修の都度インストラクターを社内外から調達していましたが既存の研修の多くをE-ラーニングに変えることでその必要がなくなりました。
  • 文化や大陸の垣根を越えた世界中の受講者に対応できるようになりました。
  • E-ラーニングはそれぞれの職場のパソコンから受講することができるため、研修のために出張する必要がなくなり、時間と費用の節約になりました。
  • 学習プロセスを短縮したことでスタッフ、協力会社、サービス技術者、そして現地顧客企業の機械オペレーター達に必要な情報をより早く提供できるようになりました。
  • 高額の罰金を支払わなくて済むように、要求されている資格認定の状況を担当者が効率的に確認できるようになりました。
  • 顧客企業が希望した際には機械オペレーターが研修を受けられるようにできました。

鉱業部門が道を切り開く

世界各地に分散し、文化的にも多様なバックグラウンドを持つ従業員に対して、毎年リープヘルの鉱業部門は多くの技術研修を実施しなくてはなりません。さらには、従業員、サービス技術者、そして現地顧客企業アドバイザーにいたるまで受講者すべての研修の結果や認証の履歴を追うことができなくてはなりません。しかし、他社同様、リープヘルにも講師の数には限りがあり、すべての地域に出向いて研修を行うのは厳しい状況でした。特に新製品の紹介が問題を大きくしていました。そこで経営陣はLMSを活用することで集合研修をE-ラーニングで補完することにしました。

新しく導入する LMSは従業員の文化的に多様なバックグラウンドを持つことを考慮した上で研修を効果的に管理運用できる必要がありました。リープヘルは社内で熟慮に熟慮を重ね、ユーザーを中心に考えられたクラウドベースのタレントマネジメントソリューションであるSaba Cloudを、組織全体の研修管理とE-ラーニングシステムとして導入しました。社員にやる気をおこさせ、能力を伸ばし、実力を発揮するようにするというリープヘルの目標をサポートするLMSとしてSaba Cloudが選ばれたのです。

LMS導入前:数々の決断と多様な対象グループ

リープヘルのLMSの受講対象者はとても多様です。場所が違うだけでなく時差もあり、言葉や文化の違いも考慮してシステムの導入をする必要がありました。このような背景により、LMS導入の選定より先に下記のようないくつかの疑問をクリアにしておかなければなりませんでした。

  • LMSはどこからアクセスするのか?オフィスからなのか、家からなのか、それとも端末を持ってあちこち移動するのか?
  • 何語が必要なのか?グローバルで利用するにあたって何か文化的な違いを考慮しないといけない部分があるのか?
  • レポートはどこでするのか?誰がアクセスして何を記録として残すのか?

リープヘルのコーポレートHRとラーニングマネジメントソリューションのトップのミシェル・ワグナー氏は次のように話しています。「どのLMSにするのかは大きな金額がかかわる決断でした。ですから、さまざまな関係部署を交えた調査および意思決定プロセスはプロジェクトの成功に不可欠でした。常にオープンで建設的な職場環境とプロジェクトチーム内の定期的なコミュニケーションを心掛けました。」

受講対象者グループはどのようなメンバーなのか?リープヘルにとってはパートナー企業であり、販売店であり、仕入れ先であり、そして購入してくれる企業等、関係者すべてが対象でした。受講対象者グループが世界中に分散していることから、リープヘルは“グローカル”なアプローチ、すなわち必要なだけグローバルに、可能な限りローカルにアプローチするやり方を採用しました。

グローカルなアプローチの実行

受講対象者グループを作成した後も、リープヘルは新しいLMSの導入の前に更なる決定をしなければなりませんでした。どんな機能を盛り込むのか?導入プロジェクトチームは要件分析の枠内にある目標を定めました。これまでバラバラに存在したLMSはこれを機にひとつにまとめる、と。

既存のE-ラーニングも新しいLMSに移す必要がありました。さらに、新システムは既存のITインフラに組み込まれ、HR管理システムにつながるようでないといけませんでした。世界中の受講者の文化的なバックグラウンドの違いを考慮すると新システムは何ヶ国語かに対応する必要があります。グローカルなアプローチはここでも適用されました。つまり新しいLMSは必要なだけグローバルに、可能な限りローカルであることが求められました。最終的に透明性と相乗効果がリープヘルグループすべての研修において必要とされました。

「リープヘルでは、ローカル展開の枠内で変更および資格管理ができるための機能を選択肢の中から選べるように用意することが重要でした。何度かワークショップを実施してさまざまなステークホルダーの目標定義をしましたがその際には、プロジェクトスポンサーであるトップマネジメントを巻き込んできました。」(ワグナー氏)

単なるITプロジェクト以上のプロジェクト

Saba Cloudの導入はリープヘルのITサービスが主導になっていましたが、新しいLMSの導入は単なるITプロジェクト以上のものでした。「LMSの導入において他の全部の部署、販売店から経営陣までを社内のITチームにつきあわせることが重要でした。社外のパートナー企業のみならず研修はリープヘル全従業員に関係のあることです。管理職は特に重要で、自らが研修を修了するだけでなく、従業員や外部のパートナーに研修に対するモチベーションを上げる立場にあるからです。会社の管理職たちはロールモデルであり、そのために導入時は特に彼らの協力は重要でした。」(ワグナー氏)

リープヘルの各部署(IT、人事、営業、サービス)の代表が集まった導入チームがLMSの選択を任されました。導入チームは既存のシステムの評価をすると同時に要件分析もしました。その中ではいくつかのソリューションの市場分析もしました。ひととおり求められるシステム像が明らかになった段階で導入チームからは費用対効果の面からも提案がありました。提案されたシステムはIT部からセキュリティ面でチェックを受けました。最終判断にはリープヘルのトップマネジメントも加わりました。

16週間という短い期間の中でSabaは新型の未来志向のLMSをリープヘルに導入しました。リープヘルチームはSabaプロフェッショナルサービス(SPS)チームと協力してデータ移行、導入、コンフィグレーションを行い、Saba Cloudを2015年から利用しています。Saba Learningが全グループで本稼働した際にはリープヘルと各地域のSPSチームが継続して、複雑なコンフィグレーションの問題の解決やシステム管理者やインストラクター、コンテンツ作成者向けの新機能やモジュールの研修を通して、密に協力していきます。

新型L&D(人財開発)の展望

鉱業部門で最初に試験フェーズと導入が行われたのち、2016年にSaba Cloudは全社的に導入が始まりました。Saba Cloudはリープヘルグループの11の事業部で8ヶ国語で利用されています。

リープヘルは、新型L&Dでは社内外のインストラクターを研修ごとに調達しなくても済むような形にしようと動いています。かなりの割合の対面式の研修が現在ではE-ラーニングにとってかわっています。これにより出張や運営費を減らすことができました。さらに、一人ひとりの学習進捗状況と資格認定状況が簡単に検証できるようになりました。人事部は効率的にこれらの活動を追跡したり運営したり、レポート作成ができるようになりました。リープヘルの人財開発の将来はグローバルで、文化的に多様化した人財のために確実に明るいものとなるでしょう。

ダウンロードできる資料

リープヘル

Liebherr Mining Chooses Saba to Build a Global Training Solution to Serve a Widespread, Diverse Workforce

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Liebherr Mining Chooses Saba to Build a Global Training Solution to Serve a Widespread, Diverse Workforce

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業種:

製造業


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